ガマの油

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連休前夜・・



天気も回復するようなマークが並んでいるし・・


久しぶりにキャンツーに行けそうだぜ




そうと決めたら旅箱に道具を詰め込み・・

愛機ヴァンヴァンに積み込む


ラフロードでもハイウェイでも・・

どんな場所を走っても荷崩れしないように

しっかりと括り付け・・

パッキングが終了する頃には日付も変わろうとしていた



ふぅ～
思いのほか時間が掛かったな...

そう呟きながら床に就き

行き先を決めようと思いもしたが・・


ふふふ
いつもの気ままな一人旅・・

行き先は目が覚めた時間に合わせて決めればいい




・・



・・




01時半・・

目が覚めた





さっき寝たばかりなのに・・

久しぶりのキャンツーに気分が昂ぶって・・・



という訳ではなく・・

尿意を催し目が覚めたのだ



ジョボジョボジョボジョボ～



用を足し、スッキリしたら再び就寝
（残尿感はない）






・・





05時20分・・

再び尿意を催し目が覚めた



絶妙な時間に起こしてくれる尿意・・



ふふふ
オレの体内時計は電波時計なみだな


なんじゃそりゃと、ひとりツッコミが済んだら活動開始だ







ドアを細目に開けながら薄暗い部屋を出て・・

蛇口に顔を近づけ水を飲む・・




いつものルーティン・・

想い出ぼろぼろの知ってるとこだけを口ずさみながら

風呂掃除で思考回路を目覚めさせる




・・




06時か・・

この時間なら・・

とりあえずフェリーに乗れるな


そう呟くと同時に愛機ヴァンヴァンに火を入れ

まだ薄暗い住宅街をそろそろと走り出した




・・



・・




暑い夏が過ぎ去り・・

早朝には少し肌寒さを感じるこの季節・・

空気中の酸素密度が高くなったのが体感できる・・



この凛とした風が心地よい



そんなライダーならではの感覚に喜びを感じつつ

さらにアクセルを捻り、間もなくフェリー乗り場に到着した





・・





乗船を済ませ、暫し鉛色の海を眺める




確か・・

天気予報では晴マークだったはずだが・・



まもなく訪れるであろう真っ青に広がる青空を疑うことなく

客室に戻りこれからの計画を思案する



東に走って阿蘇～やまなみ～別府方面か・・

はたまた、南東に走って椎葉～聖地・・

南に走って大隅半島　or　薩摩半島・・


自由気ままな一人旅・・

選択肢は何通りもあるのだ



・・


・・


そして決めた！！


よし！

アソコに行くぜ






デッキに上がると・・

この選択が正解であるかのように・・

鉛色の空から光が差し込んでいた・・










・・・なんて感じで書き出してたら

まだ家を出発してから2時間も経っていないのに



・・・力尽きました





つづく