世界文化遺産で平和な日常に感謝する

gama

2019年04月03日 18:25

・・


・・タイトル違うけど前回の続き








富士山から下山した後は
エロシスツインのアクセリを捻り・・



辿り着いたるは原城跡の先にある

原城温泉 真砂




ここの風呂は・・

湯船に浸かるとガラス越しに海が広がる・・


こんな感じなのだ







ところで原城と言えば・・

島原の乱で壮絶な戦いが行われたという・・


世界文化遺産に登録された殉教の地だ 




さすが世界文化遺産に登録されただけあって

無料のシャトルバスが30分おきに送迎してくれるらしい




カネは持っているが貧乏性・・

そんな私はハンガーノック寸前の状態だったが
施設前に停まっている無料のシャトルバスに
吸い込まれるように飛び乗った
(有料だったら飯食ってから歩くね)



バスは満員
(マイクロバスですよ)

走り出すと運転手さんの軽快なトークが始まる



車窓からの景色は一面に畑が広がっており
農作業中のご婦人が数人見える



運転手さんの話しでは玉ねぎを掘っているとのことだったと思う



田舎では畑で立ちションするオババをよく見かけるが
さすが世界文化遺産登録地のことだけあって
ここではそんなワイルドなシーンは見られなかった

この近辺のオババ達はきっと上品に違いない





そんなどうでもいいことを考えているうちに
シャトルバスは発着点に到着した



タコ焼きなどの出店でもあればと期待してたが・・

・・あるわけないよね






当時の原城を偲ばせる説明板が多数ある


私なりに要約すると・・



1616年、松倉重政の島原藩主赴任に始まり
1630年に2代目藩主となったその息子勝家・・。

重政から勝家までの2代にわたる悪政により
限界を超える過酷な税を取り立てられた領民。

禁教令によるキリシタンへの徹底した弾圧や
年貢を納められない農民に対し繰り返される
その残忍極まりない拷問や処刑。





1637年
妊婦を拷問死させた事件に領民たちは激昂。
おさまらない怒りに次々と島原半島南部の代官を襲う。
そして、同じように苦しめられていた天草の領民らと
「湯島の談合」で蜂起することを決意。

天草四郎を総大将とする一揆軍は、
島原城と富岡城を激するも落城できず。




1638年
城を落とせなかった島原と天草の領民ら約3万7千人は、
一国一城制で廃城となっていた原城に立てこもった。

88日に及ぶ籠城戦を続けたが、
ついに食料も弾薬も尽きて原城は陥落。
一揆勢は幕府軍の総攻撃によって皆殺しにされた。


生き残った三千人の女と子供がひそんでいたが、
落城の翌日から三日間にわたって全員斬首された。






天草四郎の像が切ない・・




一揆勢37,000人の全員が死亡した時、
このあたり周辺の村は全滅し
その37,000の屍体をかたづける人もいなくなり
屍はうち捨てられたままだったという・・。



ようやく1年後に
徳川氏譜代の家臣・高力忠房が4万石で入る。
忠房は乱で荒廃した島原地方を復興することに尽力した。
そして巧みな農業政策や植民奨励政策などを行なって、
島原の復興を成し遂げたのである。

天草には1641年鈴木重成がこの地域への植民を促進し、
九州諸国の僧をよびよせ、供養し、他国から農民を移住させ今に至る・・。



こんな感じだと思う
(違ってたらすみません)




島原の乱・・

調べれば調べるほど悲しい・・
あまりにも悲しすぎる歴史でした







・・





このいたたまれない気持ちが皆も同じなのか・・
ただ単純にせっかちなのかわからないが・・

シャトルバスの迎えを待たず
ほとんどの人が歩いて駐車場に戻りだしたオイオイ


腹が減って動きたくなかったが私もその後ろをついていく




戻る途中であまりの空腹感からか・・
無性にアソコのチャンポンを食いたくなり
(ハンガーノック転じてランナーズハイ・・みたいな?)

この日の入浴は中止し速攻で食堂を目指した





・・




ドーパミンが溢れ出したのであろう・・


エロシスツインはものすごい勢いで山を越え・・


あっという間におみやげセンターに到着




この食堂・・


店内は昭和の雰囲気がプンプンだ



朝飯食わずに富士山登って・・

世界遺産を歩き回って・・

やっとの食事が


もうすぐ14時




迷わず卵入りチャンポンを注文し・・


あっという間に完食




いやいや

今日のチャンポンは最高に美味かったぞ




と、そんな感じで今回のツーリングは幕を閉じたのでした




・・



バイク乗って、山登って、美味いチャンポン食って・・

今の平和な時代に生まれてほんと良かったと・・
つくづく思いましたね


もうすぐ令和の時代が始まりますが
いつまでも平和でありますように・・・。





おしまい


あなたにおススメの記事
関連記事